概要
免疫組織化学染色(IHC)に関わる一連の作業をお引き受けするサービスです。お客様からのご要望に応じ、動物の解剖から切片の作製、IHC 染色の実施、報告書の作成まで一貫してお引き受けいたします。
ご用意いただくのは一次抗体のみです。
特異性や染色プロトコールの情報が無い抗体や染色条件が確立されていない抗体なども、条件検討から承ります。
受託サービス内容
【抗体条件の検討 】
- フル条件検討(fig.1)
・研究室で作製された自家製抗体や染色プロトコールの情報が無い1次抗体を対象とします。
・抗原賦活化(熱処理、酵素処理、無処理)条件やそれぞれの1次抗体濃度の検討を全て行います。
- 抗体濃度の検討
・抗原賦活化条件が決まっている 1次抗体を対象とします。
- プレテスト染色
・信頼性の高い1次抗体や、ジェノスタッフ社にて染色プロトコールが既に決まっている1次抗体を対象とします。
・ポジティブコントロール組織を使った確認染色の後、被検サンプルを使って染色性を確認します。
○パラフィン切片
抗原賦活化3条件 ×
抗体濃度3条件 ×
抗体
・熱処理 ・10μg/mL ネガティブコントロール抗体
・酵素処理 ・2μg/mL
・無処理 ・0.4μg/mL
熱処理につきましても、マイクロウェーブ処理や温浴処理など適切な処理を検討いたします。
また、熱処理バッファーにつきましても、クエン酸バッファーやEDTA バッファーなど必要に応じて検討いたします。
IHC本試験
プレテスト染色にて確認された至適なプロトコールのもと、被検サンプルを染色いたします。
結果報告書の作成
- 一連の試験結果につきまして報告書を作成し、染色済みスライドならびに電子ファイル(CDなど)とともに納品させていただきます。
- IHC染色スライドのバーチャルスライドファイルは必要な場合はお申し付けください。