蛍光標識したMHCテトラマーを用いたフローサイトメトリーにより、サンプル中の抗原特異的T細胞を検出します。
| 前培養(IVS) | テトラマー解析前に、IVS(in vitro sensitization)による前培養を2週間行います。IVSは試験管内での抗原刺激によって抗原特異的T細胞の活性化や増殖を促す方法です。がん抗原特異的T細胞など、存在頻度の低い細胞を検出する場合に実施を推奨しています。(前培養なしでのご依頼も可能です。) | 
|---|---|
| カスタムテトラマー作製(オプション) | ご提供いただいた抗原ペプチドを用いて、解析に使用する蛍光標識MHCテトラマーを作製します。(QuickSwitch Quant Tetramer Kitを使用) * 対象:HLA-A*02:01およびHLA-A*24:02 * ペプチドのHLAに対する結合親和性が低い場合、MHCテトラマーを作製できないことがあります。 | 
| テトラマー染色 | 蛍光標識したMHCテトラマーとT細胞表面に発現しているT細胞受容体が結合します。 | 
| フローサイトメトリーによる検出 | フローサイトメトリーにより、蛍光標識MHCテトラマーに結合した抗原特異的T細胞を直接検出します。 | 
| データ解析 | 抗原特異的T細胞(MHCテトラマー陽性細胞)の存在率を算出します。 | 
| MHCテトラマー解析 | PBMCの前培養後、MHCテトラマーを用いてテトラマー解析を行います。 * 使用するMHCテトラマーは、ご提供いただくか、オプションの「カスタムテトラマー作製」を合わせてご依頼ください。 * 前培養が不要な場合はご相談ください。 | |
|---|---|---|
| オプション | カスタムテトラマー作製 | 抗原ペプチドをご提供いただき、解析に使用する蛍光標識MHCテトラマーをカスタムで作製します。(対象:HLA-A*02:01およびHLA-A*24:02) | 
| 抗原特異的T細胞の分離・回収 (セルソーティング) | MHCテトラマーにより標識したオプションMHC陽性細胞をセルソーターを用いて分離・回収します。別途「T細胞受容体(TCR)レパトア解析」を組み合わせてご依頼いただくことも可能です。 | |
| 解析項目 | 材料 | 必要量 | 保存容器 | 保存方法 | 備考 | 
|---|---|---|---|---|---|
| MHCテトラマー解析 | ヒトPBMC | 6×106 cells程度 (抗原ペプチド1種類あたり) 解析条件に依存するため要相談 | 1.5~2 mLチューブ | 細胞保存液を添加し、-80℃ | |
| 抗原ペプチド | 粉末 2 mg (凍結乾燥、純度95%以上) | 0.5~2 mLチューブ | 各ペプチドの最適保存条件にて保存 | 抗原ペプチドによる前培養を行う場合。詳細は個別にご相談ください。 | |
| MHCテトラマー (既製品) | 25 μL | 0.5~2 mLチューブ(遮光) | 4℃(遮光) | オプション「カスタムテトラマー作製」をご依頼いただく場合は不要 | |
| カスタムテトラマー作製 | 抗原ペプチド | 粉末 1 mg (凍結乾燥、純度95%以上) | 0.5~2 mLチューブ | 各ペプチドの最適保存条件にて保存 | 対象:HLA-A*02:01 HLA-A*24:02 | 
| 抗原特異的T細胞の 分離・回収 | 別途お問い合わせください。 | ||||
| サンプルの保存条件 | 輸送条件 | 
|---|---|
| 冷蔵(4℃) | 保冷剤梱包・冷蔵便 | 
| 冷凍(-20℃)、超冷凍(-80℃) | ドライアイス梱包・冷凍便 | 
| MHCテトラマー解析 | ・ドットプロット ・各細胞集団の細胞数および全細胞集団に占める割合 | 
|---|---|
| オプション: 抗原特異的T細胞の分離・回収 (セルソーティング) | 別途お問い合わせください。 | 
納品方法:以下のいずれか
      ・メール添付(パスワード付きZIPファイル)
      ・CD-R等
      ・クラウド
| サービス項目 | 価格(税抜) | 納期 | 
|---|---|---|
| MHCテトラマー解析 | お問い合わせ | お問い合わせ | 
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