概要
VIKING kit は、培養細胞ゲノム編集法「VIKING法」で使用する3つのベクター(ドナーベクター、ドナー切断ベクター、ターゲット配列切断ベクター)の混合液を、セミオーダーメイドで調製する受託サービスです。VIKINGベクター混合液と、付属するオリジナルのクローニングリングを使用することで、接着細胞のゲノム編集からクローン樹立まで実施可能です。細胞選別用の薬剤や蛍光観察を用いることで、簡単にゲノム編集細胞の選別、確認が可能です。ノックアウトエディションでは、ユーザーが、ゲノム編集を行う任意のターゲット配列と、ドナーベクターのマーカー遺伝子を選択可能です。
RCKT004は、蛍光タンパク質(GFP、RFP)遺伝子の有無についても、タイプを選択できます。
特長
- 注文時に指定したターゲット配列に応じて、セツロテックがセミオーダーメイドで調製
- 初めての培養細胞ゲノム編集のサポートに最適
- 目的点変異遺伝子の発現細胞を作製するためのベクターキットを安価で提供いたします
VIKING法により、ゲノム上の標的遺伝子のコーディング領域に、薬剤耐性遺伝子などのマーカーと点変異を導入した標的遺伝子配列を含むドナーべクターを挿入した培養細胞を作製します。多くの場合、もう片方の対立遺伝子では、数塩基のランダムな塩基の欠損や挿入(indel)が導入されます。これにより、フレームシフト変異によって内在性の標的遺伝子が機能欠損(ノックアウト)され、かつ同時に特定の1~数塩基を置換した標的遺伝子配列がゲノム中にノックインされた培養細胞の作製が期待できます。
オプション
*control 細胞作製用に、VIKING kit オプション:コントロール(品番 RCKT901A)もございます。
使用する培養細胞のワーク確認キットです。