ジェンスクリプトジャパン / ジェンスクリプトジャパン ID: J00276

BacuVanceバキュロウイルス発現系によるタンパク質産生 ID: J00276

サービスについて

概要

ジェンスクリプトジャパンでは、バキュロウイルスを感染させた昆虫細胞を用い、リコンビナントタンパク質を産生させるBacuVanceバキュロウイルス発現系によるタンパク質産生サービスを提供しています。ジェンスクリプトは、米国における最大規模のgene synthesisサービス提供事業者であり、ご希望のタンパク質の発現を増強させるために、Sf9、Sf21、Hi-5、およびS2の昆虫細胞株に特異的なコドン最適化をcodon optimization技術により無償で行っています。

バキュロウイルス発現系には発現タンパク質の溶解性、翻訳後修飾の導入、分泌型タンパク質の産生量増加など、E. coli発現系にはない複数の利点があります。哺乳動物細胞発現系の低価版代替法として真核生物による発現系を検討しつつも、産生されるリコンビナントタンパク質の品質を犠牲にはできない場合、BacuVanceバキュロウイルス発現系を使用することを強くお奨めします。BacuVanceにより、お客様のプロジェクトに最適な発現系作製プロトコールを構築することができ、ターゲットタンパク質の発現が最大化されることで生産のスケールアップが可能になります。

サービス内容

ステップ 仕様 作業期間(*1) 出荷物
遺伝子合成 and/or サブクローニング
  • ジェンスクリプトジャパン独自プラットフォームによる遺伝子合成とコドン最適化(オプション)
  • 1種類以上のベクターにサブクローニング
2週間 コンストラクトに関する報告書
ウイルス発現系作製
  • リコンビナントBacmid DNA作製
  • 昆虫細胞にリコンビナントBacmid DNAをトランスフェクション
  • P1ストック(低力価)およびP2ストック(高力価)産生、およびqPCRによりウイルス力価の測定
  • 抗Hisまたは抗GST抗体によりタンパク質発現を検証
2~3週間
パイロット発現&タンパク質を精製評価
  • 昆虫細胞をP2ストックにより感染
  • ワンステップでのアフィニティー精製
  • SDS-PAGEおよびウェスタンブロッティングによる検証
1.5週間 発現データ
1Lでのタンパク質発現と精製
  • 昆虫細胞1L培養によりタンパク質産生
  • ワンステップでのアフィニティー精製(*2)
  • QC(*2)
1~2週間 精製タンパク質
QCデータ

*1 作業期間はプロジェクトの内容に応じて変更となる可能性があります。
*2 QC:タンパク質純度はSDS-PAGEにより測定。タンパク質濃度はBCAまたはBradford試験により測定。
タンパク質の同定は抗Hisまたは抗GST抗体を用いウェスタンブロッティングにより識別 / 必要に応じてLC-MSによるペプチドマッピングを実施。

* 本サービスの納品物は、製造に使用したバキュロウイルス/昆虫細胞タンパク発現系由来の組み換え型バキュロウイルスの混入を完全には否定できないため、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(通称:カルタヘナ法)」使用規制対象となります。

ご使用の際は「研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令」(平成16年文部科学省・環境省令第1号)に従って機関内安全委員会の判断のもと、規制に則し、適切にお取り扱いください。

ご注文に関して

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参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
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