ジェンスクリプトジャパン / ジェンスクリプトジャパン ID: J00289

CRISPRゲノム編集サービス ID: J00289

CRISPR法に基づいた、哺乳類細胞株の遺伝子改変のためのゲノム編集サービスです

サービスについて

概要

CRISPRはゲノム編集分野に変革をもたらしつつあります。CRISPRシステムは、外来DNAを内在性ゲノムDNAに導入することなく、細胞の種類を問わず高い効率であらゆる遺伝子を変化させることができる強力なツールであり、研究者が使えるようになることで研究や医薬品開発の流れが変わっていく可能性があります。
CRISPR/Cas9ヌクレアーゼがTALENやzinc finger nuclease(ZFN)などによる従来法より優れている点は、遺伝子の両アレルの編集を簡単かつ高効率に行えることです。

GenCRISPRは、CRISPRを使用した包括的ゲノム編集サービスで、哺乳動物細胞株を使用し、遺伝子ターゲティングによりゲノム編集細胞を産生します。ジェンスクリプト社では、 CRISPR用のgRNAデザインから、トランスフェクションが困難な細胞や腫瘍細胞株など様々な種類の細胞へのトランスフェクション、さらに単一クローン作製まで行っており、CRISPRによるゲノム編集および関連技術に高い専門性を有しています。

サービス内容

GenCRISPR cell line service 細胞系 納期 製品規格
EZ Knock-out cell line service
(SC1755)
  • 1遺伝子をノックアウトした細胞系
  • 対象遺伝子と細胞:ユーザー指定
  • gRNA-Cas9複合体:トランスフェクションにより検証
「Easy-to handle」細胞:30種 13~16週間
  • 両アレルをノックアウトした細胞系
  • シークエンシングにより検証
  • 2 xクライオバイアル/クローン
  • マイコプラズマフリー、生存率90%
  • ネガティブコントロール:1細胞系
  • プロジェクト進捗報告:2週間ごと
* mRNAまたはタンパク質発現によりアレルノックアウトを検証可能。
「Medium difficulty」細胞:100種 13~16週間
Customized Knock-out cell line service
(SC1652)
  • 1遺伝子、もしくは複数遺伝子をノックアウトした細胞系
  • 対象遺伝子と細胞:ユーザー指定
  • gRNA-Cas9複合体:トランスフェクションにより検証
  • Cas9 stable cell pool service available for difficult cell lines (SC 1758)
癌細胞または不死化細胞

16~20週間
[easy to handle]

16~20週間
[difficult to handle]

  • 片方または両アレルをノックアウトした細胞系
  • 2 xクライオバイアル/クローン
  • ネガティブコントロール:1細胞系
  • プロジェクト進捗報告:2週間ごと
* mRNAまたはタンパク質発現によりアレルノックアウトを検証可能。
Lenti-CRISPR KO Service
(SC1652-V)
  • 1遺伝子をノックアウトした細胞系
  • 対象遺伝子と細胞:ユーザー指定
  • 「Difficult-to-transfer」細胞にはレンチウイルスベクター使用
  • Cas9 stable cell pool service available for difficult cell lines (SC 1758)
癌細胞または不死化細胞 16~26週間
  • 両アレルをノックアウトした細胞系
  • 2 xクライオバイアル/クローン
  • ネガティブコントロール:Cas9-stable cell pool
* mRNAまたはタンパク質発現によりアレルノックアウトを検証可能。

ワークフロー(fig.1

オプション

Add-On Service Description
Reverse transcription (RT)-PCR ノックアウトクローン細胞のコーディング配列にインデルがあることを、mRNAレベルでRT-PCR産物のシークエンシングにより検証。
ウェスタンブロッティング ウェスタンブロッティングによりノックアウトクローンを検証。この場合は、宿主細胞内でターゲットタンパク質に特異的に結合(RNAiまたはノックアウト効果があること)する抗体(検証済)を提供して頂く必要があります。
FACS解析 FACSによりノックアウトクローンを検証。この場合は、宿主細胞内でターゲットタンパク質に特異的に結合(RNAiまたはノックアウト効果があること)する抗体(検証済)を提供して頂く必要があります。
プロモータ活性調査 gRNA-Cas9による切断効率を最大化するための宿主細胞内におけるプロモータ(Cbh/CMV/EFS)活性の検討。
トランスフェクション最適化 gRNA-Cas9による切断効率を最大化するための「hard-to-transfect」細胞へのトランスフェクション方法の検討。
オフターゲット効果の分析 ノックアウトクローン細胞1個を対象に、10ヵ所の潜在的オフターゲット部位をシークエシングして特性を分析。
追加クローン 追加でさらに1個のノックアウトクローンをシークエンシングしノックアウト遺伝子を同定。QC結果と共にこのノックアウトクローンを提供。

EZノックアウト細胞株一覧

EZノックアウト細胞株の構築
細胞株は、トランスフェクション能力に基づき「Easy-to-handle」「Difficult-to-handle」に大別されます。Difficult-to-handle細胞株の構築には、トランスフェクションの最適化、プロモータ活性検査、クローン性の最適化、細胞培養系の確立に限らず、その特性に応じた様々な方法を検討する必要があります。

一覧はジェンスクリプト社HPからご確認ください。

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