DNAチップ研究所 / DNAチップ研究所 ID: J00658

RNA-Seq(トランスクリプトーム解析) ID: J00658

サービスについて

特長

  • 専門のスタッフがイルミナ社シーケンサーを用いてSOPに準じて国内ラボで実験解析を行います。
  • 衛生検査所の資格を有し、製薬企業をはじめ大学等の研究機関からのご依頼も多数あり、臨床研究の実績もあります。
  • 1ng以下の微量サンプル、FFPE検体など、サンプルの性状に沿って実験計画から解析までサポートします。一度ご相談ください。
  • *サンプルの量と品質が十分に基準を満たしている場合には、コストパフォーマンスを重視したプランのご用意があります。一部作業を提携ラボで行い、定型のサービスでコストを抑えます。
RNA-Seq(RNAシーケンス)とは
RNA-Seq(RNAシーケンス)は、次世代シーケンサーを用いてメッセンジャーRNA(mRNA)やlincRNA、non-coding RNAなどの配列情報を網羅的に読み取ります。その得られた配列情報から、どのRNAが発現しているか数値(発現値)に変換することで遺伝子発現を調べる解析手法です。

ストランド特異的に解析するので、ゲノムDNAの2本鎖のどちらからmRNAが生成されたのかを知ることが出来ます。すなわち、センス鎖、アンチセンス鎖を区別した解析が可能です。

マイクロアレイでは解析できない、エクソンレベルでの発現差解析、融合遺伝子の検出、mRNAからの変異解析など豊富な情報が得られます。

細胞や組織由来のRNAのほか、分解が進んだFFPE(ホルマリン固定パラフィン包埋)由来RNA、血清・血漿由来RNA、エクソソーム由来RNA、ソーティング細胞由来RNA、RIP-Assay後のRNAなど、様々なサンプルに対応しています。

概要

1サンプルのクオリティチェック
サンプルのクオリティチェック(QC)を行います。
2シーケンスライブラリー調製
サンプルの種類、分解度合い、解析の目的に応じたライブラリー調製キットを使用し、total RNAまたはmRNAからcDNA合成後、シーケンスアダプターを付加したシーケンスライブラリーを調製します。

ライブラリー調製キット(Library Kit)は下記のものを取り扱っております。
ご希望のキットがありましたらご相談ください。

【前処理試薬】
・QIAseq FastSelect –rRNA HMR Kit(QIAGEN社)
・QIAseq FastSelect –Globin Kit(QIAGEN社)
・QIAseq FastSelect –rRNA/Globin Kit(QIAGEN社)
・NEBNext Poly(A) mRNA Magnetic Isolation Module(NEB社)
・NEBNext rRNA Depletion Kit(NEB社)
・TruSeq Stranded total RNA Ribo-Zero H/M/R(illumina社)
・TruSeq Stranded total RNA Ribo-Zero H/M/R Gold(illumina社)
・TruSeq Stranded total RNA Ribo-Zero Globin(illumina社)

【ライブラリー調製試薬】
・NEBNext Ultra II Directional RNA Library prep for Illumina(NEB社)
・SMART-Seq Stranded Kit(Clontech社)
・TruSeq stranded mRNA(illumina社)
3シーケンス
調製したシーケンスライブラリーはQC後、illumina社の次世代シーケンサー(NextSeq 500, NovaSeq 6000, Hiseq Xなど)でシーケンスします。
4データ解析
シーケンス後のデータは、リファレンスゲノムにアライメント(マッピング)し、発現量を定量化(正規化)し、アノテーション情報を含むExcel形式のファイルで納品します。なお、デフォルトでは、TPMで定量化します。その後、 Fold Change(およびt検定)による発現変動遺伝子抽出、階層的クラスタリング 、主成分分析 (PCA)などを行います。
ご希望に応じて、GO解析、パスウェイ(Pathway)解析、融合遺伝子の検出、スプライシングバリアントの検出、転写産物単位での発現差解析などの解析を実施します。
  • GO解析
    抽出した遺伝子リストについてGO解析で特徴的なGO Termを抽出します。複数ある遺伝子の特徴を客観的につかむことが出来ます。
  • Pathway解析
    Wikipathwaysに登録されたPathway上に、解析で得た遺伝子を発現情報(UP/DOWN)で色分けしPathway画像を作成します。 さらに変動した遺伝子を有意に多く含むPathwayを絞り込むことができます。

  • 解析内容は統計解析(データ解析)のページをご参照ください。

    データ解析(fig.1

    1. リードの品質の評価を行います。生のリードデータから、アダプター配列やクオリティの悪い塩基をトリミング (除去)を行います。
    2. リファレンスゲノムへのアライメント(マッピング)を行います。全リード数の集計、およびアライメント(マッピング)した全リード数、染色体別リード数を集計します。
    3. サンプル間のリードカウントを補正するために正規化(TMM、TPM等)を行います。
    4. 階層的クラスタリングと主成分分析(PCA)を行います(6解析以上の場合)。
    5. ご指定の比較に沿って、変動する遺伝子を抽出します。
    6. 発現変動遺伝子についてGO解析で特徴的なGO Termを抽出します。
    7. 得られた全遺伝子をPathway上にマッピングし、Pathway画像を作成します。発現変動遺伝子を有意に多く含むPathwayを絞り込むことが出来ます。
    8. 融合遺伝子の検出を行います。
    9. 新規スプライス部位の検出を行います。
    10. エクソンレベル、スプライシングレベルの発現差解析などを行います。

納品物

  • original_fastq(FASTQ生データ)
  • trimmed_fastq(トリミング済みFASTQ)
  • bam(アライメントデータ)
  • サンプルQC結果
  • データQC結果(FastQC、MultiQC)
  • データ解析結果(正規化、変動遺伝子抽出、GO解析、Pathway解析)(fig.2
* USBメモリ等の記憶媒体もしくはクラウド経由で納品します。

サンプルについて

RNA量 OD260/280 RIN値 送付液量 DV200
total RNA 100ng 1.5 以上 7 以上 10μL
以上
-
FFPE 由来
total RNA
500ng以上 - - 10μL
以上
50以上
微量
total RNA
10pg ~10ng - - 10μL
以上
-
細胞数 備考
微量細胞 1 ~ 500 cells 事前にサンプリングの方法についてお打ち合わせが必要です。必ず予めご相談ください。

ポイント
・有機溶媒が混入していない、カラム精製をしたtotal RNAをご送付ください。
・RNAは DNase 処理を行い、DNA のコンタミネーションがない状態のサンプルをご送付ください。
・total RNAはNuclease Free Waterに溶解してください。

注意
・国内ラボで実施の場合。提携企業先にサンプルを送付する場合はサンプル要件が異なり、より多くのRNA量を必要とします。別途お問い合わせください。
・サンプル量が上記に満たない場合はお気軽にご相談ください。
・組織、細胞、FFPEスライド等は、DNA/RNA抽出をご確認いただくか別途お問い合わせください。
・FFPE由来ではない分解サンプルは解析が難しい場合があります。
・送付方法はサンプル送付方法をご確認ください。

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
RNA-Seq(トランスクリプトーム解析) お問い合わせ サンプルQC通過後、2ヶ月程度。
(データ解析を含む場合は2.5ヶ月程度)

関連サイト